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業務用エステ機器情報コラムColumn
エステメニューは、エステサロンのイメージに直結するものです。サロンの強みが反映されたメニュー設計と、それをわかりやすく顧客に伝えられるメニュー表作りにこだわる必要があります。今回の記事では、エステメニューを考える上で重要なポイントをまとめました。売れるメニューを作る上で欠かせない視点や、メニュー表づくりに関する注意点なども合わせて解説しますので、参考にしてください。
顧客に選ばれるエステサロンになるためには、魅力的なエステメニューが欠かせません。ここでは、その理由について解説します。
エステサロンにおけるメニューは、顧客に「どんな価値を提供できるか」をアピールする重要な役割を果たすものです。顧客がメニュー表を見たときに「このサロンの、この施術を受けたい」と感じられるような工夫が、サロン側には求められます。
メニューを作る上で重要な要素
メニュー設計は、集客や売り上げに直結します。顧客にとって魅力的なメニューを追求することはもちろん、安定して収益を得るための価格設定も忘れてはいけません。このように、メニューを戦略的に設計していくことが、エステサロンの継続的な集客や、経営維持につながります。
エステメニューは、顧客が抱くサロンのイメージにも大きな影響を与えます。
顧客がメニューから抱くサロンイメージの例
・「痩身」「ボディトリートメント」「フェイシャル」など全身的なメニューをリーズナブルに展開している
→気軽に全身のエステが受けられるサロン
・「フェイシャル」に特化したメニューを幅広い価格設定で展開している
→フェイシャルのケアに強みを持つ、専門性の高いサロン
また、メニュー表のデザインも重要です。サロンのコンセプトに合った、洗練されたデザインや印象的な写真が使われたメニュー表であれば、サロンに対しても期待感が生まれることでしょう。逆に、情報量が少なすぎたり、デザイン性が低かったりする場合は、顧客に不安感を与えることにつながります。
サロンのイメージに直結するエステメニューは、サロンの顔であると考えてよいでしょう。顧客にサロンの魅力や強みが伝わるようなメニュー作りを目指していくことが大切です。
ここからは、顧客から評価されるエステメニューの作り方を紹介します。
メニューを決める際に重要となるのが、ターゲットを明確にすることです。まずは「どんな人に来店してほしいか」を想定してみましょう。
このとき、想定するターゲットは具体的であればあるほど、イメージを膨らませることができます。「幅広い人に来てほしいから」とターゲットをしぼらない場合、逆に誰にとってもサロンが魅力的に映らなくなってしまいがちです。
年齢層や性別はもちろん「どんな仕事に就いているか」「趣味は何か」まで細かく想定してみると、そこから「年収」「勤務地」「1日の生活リズム」「どんなSNSを利用しているか」などまで考えることができます。それらをヒントにメニューを考えることで、ターゲットにとって魅力的なメニューを設計できるでしょう。
ターゲットを具体的に考えることは、顧客のニーズを想定することにもつながります。ターゲットがすごしているであろう生活内容や持っている価値観を想定した上で「顧客が求めるサービスやメニューは何か」を考えてみましょう。
また、常にエステや美容のトレンドをおさえることも重要です。どんな施術が流行しているのか、人気が高い傾向にあるのかを知ることで、顧客のニーズの理解にもつながります。
また、すでにエステサロンに定着している顧客の声を聞くことも重要です。積極的に店頭やSNSでアンケートをとり、タイムリーに顧客のニーズをキャッチアップしましょう。
メニューを考える上でもう一つ大切にしたい視点が、競合他社との差別化です。他社ではなく、自身のサロンを選んでもらうためには、他と異なる魅力的なメニューを打ち出す必要があります。他社が展開しているメニューやコンセプト、想定しているターゲットなどを調査した上で、自身のサロンならではのメニューを設計していきましょう。
差別化を図るメニュー設計の例
エステメニューは、開店時に決めて終わりではありません。随時、その時期やタイミングにとって最適なものを展開していくことが重要です。ここでは、エステメニューを見直す際のポイントについて紹介します。
メニューの見直しは、それまでとは別のターゲットを視野に入れたサービスの展開につながります。新たな顧客層へアプローチしていきたいタイミングでは、まずエステメニューを見直してみるのが効果的でしょう。その際も、新たにターゲットにしたい客層を具体的に想定した上で、新しいメニューを考えることが大切です。
ただし、メニューを見直す場合は、既存のリピーターが離れてしまわない工夫も必要です。新たなターゲットだけでなく、現在サロンに通っているリピーターのニーズもおさえられるメニューづくりの視点が求められます。
エステ機器は、次々に新しい機能を備えたものが登場します。それに合わせて変化していく顧客のニーズやトレンドに対応し、エステサロンでも随時新しいエステ機器を導入したり、リプレースしたりしていくことが必要です。
近年は機能性の高い機器も登場しているため、最新機器の導入が、施術のジャンルや範囲を増やすきっかけにもなるでしょう。最新機器による新メニューが登場すれば、新たなターゲット層への集客や応えられる顧客ニーズを増やすことにもつながります。
一方、最新エステ機器の導入・リプレースには、当然ながらコストも必要です。それに伴い、施術料金も高くなることが想定されるため、既存の顧客のニーズからずれたメニュー展開にならないよう、注意が必要です。それまで使用していた機器の施術も残し、既存の顧客が持つニーズに応えられるメニューを展開していくことをおすすめします。
ここからは、エステメニューを作成する際の注意点について解説します。
エステメニューを考える上で、価格設定は重要な問題です。「他店と比べて安価にすれば集客につながる」という考え方もありますが「安さ」がサロンの一番の魅力となってしまうことにはリスクも存在します。
価格を安価に設定した場合、その分多くの顧客を集めなければ収益を立てることができません。回転率や集客の向上を過度に追い求める方針では、安定した経営維持が難しいでしょう。また「安さ」が一番の魅力になってしまうと、値上げを余儀なくされた場合に、顧客が離れていくことも想定されます。
顧客から長く愛されるエステサロンとして、長期的に経営を続けていくためには「安さ」ではなく、サービスの質やコンセプトを魅力とすることが理想です。そのためにも、サービスに見合った適切な価格設定を行いましょう。
エステメニューの内容は、サロンを探している人にとって重要なポイントです。エステメニューを効果的に告知することで、自身のサロンの魅力をアピールすることにつながります。以下のような方法で、エステメニューの告知を積極的に行いましょう。
ターゲット層によっては、特にWebサイトやSNSでメニューを告知する方法が効果的です。また、チラシやリーフレットでも二次元バーコードを利用すれば、Webページへと誘導して細かいメニューやサービスまで詳しく説明することも可能となります。エステメニューもサロンの魅力として多くの人に伝えられるよう、告知方法を工夫するようにしましょう。
メニュー表についても、顧客がより「この施術を受けてみたい」と思えるようなデザインを目指すことが重要です。そのためにも、サロンのブランドイメージに合ったものとなるように工夫してみましょう。
ブランドイメージに合わせたメニュー表にする例
「ブランドイメージがわからない」という場合は、テーマカラーや目指したい雰囲気を明確にするところから始めてみましょう。ロゴがある場合は、その色や模様に合ったものをイメージするとわかりやすいです。
サロンのイメージに直結するエステメニューは、自分に合うサロンを探している人にとって重要な選択材料の一つになります。ターゲットを明確にした上で、他店と差別化された魅力的なメニュー設計・メニュー表づくり・告知を心がけてみましょう。また、一度決めたら終わりではなく、サロンの経営状況や顧客ニーズ、トレンドに合わせて、常に見直しを行うことも大切です。いつでも顧客の求めるサービスが提供できる、魅力的なエステメニューを目指し続けましょう。