業務用フェイシャル機器の種類や効果などを解説

フェイシャル機器とは、お顔のさまざまな肌悩みにアプローチする機械です。エステサロンに業務用フェイシャル機器を導入することで、施術範囲や提供できるメニューを増やすことができます。

今回の記事では、業務用フェイシャル機器の種類や効果について解説します。

フェイシャル機器の概要と歴史

まずは、フェイシャル機器の使用目的やその歴史についての概要を見ていきましょう。

フェイシャル機器の進化の過程

フェイシャル機器の先駆け的存在である高周波美顔器は、日本では1950年代に誕生しました。それから徐々に業務用フェイシャル機器についても各社から登場するようになり、現在はテクノロジーの進化とともに、さまざまなフェイシャル機器が登場しています。

エステサロンでの使用目的と変遷

エステといえば、かつてはオールハンドで行われることが主流でした。しかし現在はテクノロジーの進化に伴い、エステサロンや自宅でも利用できるフェイシャル機器が多数登場しています。

エステサロンで使える業務用フェイシャル機器の登場により、オールハンドでは実現できなかった施術が可能となり、施術範囲も大きく広がりました。

また、フェイシャル機器は、施術者の技術に左右されることなく効果が期待できる点、機器を利用することで施術時間を短縮できる点など、多くのメリットをもたらします。そのため現在は、エステサロンにもフェイシャル機器が欠かせない存在となっています。

業務用フェイシャル機器の主な種類

業務用フェイシャル機器の種類は、主に以下の4つに分けられます。

スチーマー機器の特徴と使用方法

スチーマー機器は、霧状のスチームを顔にあて、汚れやメイクを浮かせることを目的とした機器です。また、肌をあたため保湿することで古くなった角質を柔らかくし、すこやかな状態にも近づけられます。

業務用スチーマー機器は単体で利用するだけでなく、フェイシャルエステを行う前に肌をほぐしたり、刺激のある美容施術の前後に保湿をして肌を保護したりするために使用も可能です。

超音波機器の利点と効果的な使用法

超音波機器は肌に高い周波数の音波を流すことで肌を振動させ、蓄積した肌の汚れや皮脂を落とす効果が期待できます。また、振動・温熱によって、肌のたるみやむくみへのアプローチも可能です。他の施術の効果を高める意味合いで、セットで施術を提供するのもよいでしょう。

エレクトロポレーション機器の役割と注意点

電気穿孔（せんこう）法とも呼ばれるエレクトロポレーションとは、肌に電圧をかけることで美容液の成分に適した肌に整うことを目的とした美容法です。美容液の有効成分が肌に浸透することで、さまざまな肌悩みの改善が期待できます。

ただし、エレクトロポレーションはペースメーカー、内部除細動器、施術部位に金の糸が入っている方などは施術ができません。他の施術と比べて条件が多い点に注意が必要です。

イオン導入機器のメリット

イオン導入とは「電子化（イオン化）」の力を使って、微弱な電流を流して肌を美容成分により適した状態にする仕組みとなっています。

イオン導入機器を使用することで、他の美容施術の効果をさらに高めることが期待できます。特にピーリング後の肌には、イオン導入によってアスタキサンチンや、成長因子などの美容液のご使用をお勧めします。

プラズマ導入機器のメリット

肌に電圧をかけることにより、高分子から今まで導入することができなかった低分子の成分まで浸透しやすくする導入機器。導入機器の最終形態ともいわれている美容法。

高い清浄力により肌表面の状態を清潔に保ち、ターンオーバーのケアやごわついた肌のケアにも期待できます。

フェイシャル機器の効果と特徴

ここからは、フェイシャル機器を利用することによる、具体的な効果やメカニズムについて解説します。

毛穴のクレンジングと美容成分の浸透

日々の洗顔・スキンケアでは、落とせる肌の汚れや、美容液や化粧水などの浸透に限界があります。

また、汚れが取り除かれることにより、美容液などの有効成分が浸透しやすくなることが期待できます。これらの方法は、エステサロンなどで業務用フェイシャル機器を活用するからこそ実現できる美容法です。

角質除去と肌のリフレッシュのメカニズム

フェイシャル機器は、スチームや超音波の力によって肌の古い角質を除去することが期待できます。角質の除去によって古い角質をはがして肌をリフレッシュし、幅広い肌悩みにつながります。

機器使用時の肌への刺激と対策

フェイシャル機器の施術は、少なからず肌に刺激を与えることとなります。機器を使った施術を提供する場合は、必ず刺激に対する対策が必要です。

・妊娠中、授乳中、持病のある人などリスクの高い人には施術をしない
・施術後の保湿など、アフターケアにも配慮する
・施術後は紫外線などの肌への刺激に注意を促す

フェイシャル機器の選び方と注意点

ここからは、フェイシャル機器の選び方と注意点について解説します。

機器の品質と信頼性のチェックポイント

安全な施術を提供するためには、機器の品質に信頼がおけるかが重要です。導入前に、信頼のおけるメーカーかを必ず確認しましょう。事前に体験会に参加するなど、機器の品質を実際に確認してみるのがおすすめです。

保守・メンテナンスのコストと手間

機器を長く使用するためには、定期的に修理や部品交換が必要となることもあります。こうしたメンテナンスに毎回コストや手間がかかりすぎてしまっては、サロン経営にも影響が出てしまうでしょう。何かあった場合に対する保証がついている機器であれば、施術への影響を最小限におさえられます。

たとえばドクターズ・キッツでは、機器トラブル・故障があった場合、営業配送時間内（１５時まで）であれば、機器状態・状況によって当日に代替機器をお送りすることも可能です。

トレーニングとサポートの提供状況

フェイシャル機器を安全に使いこなすため、機器を使った施術トレーニングができるサポート体制があれば、スタッフも安心して施術に臨むことができます。導入前のセミナーやアフターフォローに対応しているかどうかも、機器導入の重要なポイントです。

クライアントの肌タイプやニーズに合わせた選択

人の肌は一人一人特徴があり、ニーズや肌悩みも微妙に異なるものです。一つの機器で幅広い肌タイプ・ニーズに対応できるものであれば、より顧客の満足度を高められます。フェイシャル機器を選択する場合は、クライアントの肌に合わせられる汎用性の高さがあるかどうかも一つの決め手となるでしょう。

まとめ - フェイシャル機器の導入でエステサロンのサービスの向上を

エステサロンにフェイシャル機器を導入することで、施術範囲やサービスの幅を大きく広げられます。また、ターゲットとなる顧客を増やしつつ、機器をスムーズに利用することで回転率の向上も期待できるでしょう。よりサービス内容を充実させたい場合は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

ドクターズ・キッツでは、エステサロンに導入できるフェイシャル機器の販売を行っています。機器導入前のサポートやアフターフォロー、保証に関しても充実しており、安心してご利用いただけます。フェイシャル機器の導入を検討されているサロン経営者の方は、お気軽にお問い合わせください。
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