エステ独立開業! エステティシャンが独立するメリットとは
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業務用エステ機器情報コラムColumn
エステサロンの開業・独立を考えている人にとって、特に気になる問題が「収入」ではないでしょうか。サロン経営は、最初から安定して売り上げを確保していくことが難しく、長期的な視点で徐々に収入を伸ばしていく必要があります。安定的なサロン経営を目指すためには、そうした課題を理解した上で準備を重ね、慎重に経営を進めることが重要です。
今回の記事では、エステサロン経営の年収や、独立による収入アップのポイントについて解説します。
まずは、エステサロン経営の年収に影響を与える要因について解説していきます。
一人で経営している場合、エステ経営者の収入は、サロンの売り上げから経営に必要な経費を引いた分になります。独立当初などは基本的に、月収を考える際は「月商−1ヶ月でかかった経費=月収」として計算できるでしょう。
しかし、サロンの規模を大きくしたいと考える場合は、サロンに使うための資金を貯めていくことも重要となります。また、サロンの規模が大きくなり、従業員を雇用することとなれば、従業員の給与も考慮していかなければなりません。そうした場合は、自身の収入を「月収の◯%」などと、コントロールしながら設定していく必要があります。
売り上げが収入を左右することはもちろんですが、経営においては経費に関しても、必要コストとして考慮しておかなければなりません。
最初に考慮すべきなのが、開業時に必要となる初期費用です。テナントや賃貸マンションを利用する場合、その初期費用やリフォーム代金が必要となります。ベッドなどの施術に使用する備品も必要となることから、初期費用は大きな額となるでしょう。金融機関からの融資を受けてサロンを開業する場合は、月々の返済も考慮に入れた経営が求められます。
なるべく初期費用を抑えて開業したい場合は、軌道に乗るまで「自宅サロンから始める」「セラピストや美容師向けのシェアサロンを利用する」方法も視野に入れてみると良いでしょう。
サロンを経営していく上でも、家賃や消耗品費などの運営資金が継続的に必要となります。従業員を雇う場合は、給与や教育費も必要です。こうしたコストを踏まえた上で、資金繰りを考えることが求められます。
個人サロンを経営している経営者の年収は、300〜500万程度が目安となります。中には、年収1,000万を超えるケースもあり、経営者によって大きく幅があるのが実態です。
サロンの年収は、開業からどれくらい期間が経っているかによっても左右されます。特に独立開業直後は集客が十分に行えないことから、年収が少なくなることが想定されます。徐々に売り上げを安定させていきながら、規模を大きくしていくことで収入を増やしていくのが一般的と言えるでしょう。
また、どんな規模でサロン経営をしていきたいかによっても、年収は大きく左右されます。自身がお客様に直接施術を行う形でサロン経営を続けていきたい方は、自分が施術を行える範囲の小規模な業態で経営を続けていくことも一つです。一方、自身は経営に集中し、大規模にサロンを拡大していきたい場合は、スタッフやオーナーを積極的に雇用して全国に店舗やフランチャイズを展開させるなど、それだけの売り上げをしっかり確保できる経営方針を選ぶ必要があります。
正社員としてエステティシャンを経験した後、「独立して収入をアップしたい」と考えられる方も少なくないでしょう。ここでは、エステティシャンの独立開業における収入面のメリットとデメリットを解説します。
独立開業における収入面のメリットは、うまく軌道に乗せられれば、自分の希望に合わせた業態をとりながら大きく収入を伸ばしていける点にあります。
努力次第で集客を増やしたり、経営に必要なコストに関しても、工夫を重ねて削減したりできる可能性も高いです。なお、サロン経営に関わるコストは、経費として計上することもできます。確定申告を行うことで、節税にもつながるでしょう。
財務管理、集客、サービスの質の担保など、サロン経営に必要な要素をクリアしていくことができれば、サロンに雇用されていたときよりも収入を伸ばしていくことも可能でしょう。
独立開業を考える際は、収入面におけるリスクについても理解し、対策を考えておきましょう。特にサロンの開業直後は、十分な集客が見込めない可能性が高いです。軌道に乗るまでは赤字になってしまうことも覚悟の上で、その期間も運営できるように資金を確保しておく必要があります。
また、開業当初から初期費用・運営費用にコストをかけすぎることにもリスクがあります。例えば、最初から家賃の高い場所を選んだり、開業時から内装に資金をかけすぎたりしてしまうと、十分な集客が見込めない期間に資金繰りがまわらなくなるリスクが高いです。リスク対策として、まずは初期費用・運営費用がおさえられる環境や営業方法を選び、少しずつ売り上げや集客を進める中で、徐々に規模を広げていく方針をとっていくとよいでしょう。
独立後は経営、集客、施術など、すべてを自身で計画的に行わなければなりません。技術に優れていたとしても、なんとなくの経営や財務管理、集客を行っていては、事業を長く続けることが難しいでしょう。経営に不安がある場合は、以下のような方法でリスク対策をとることがおすすめです。
特に、ある程度資金に余裕が出てきたタイミングで、特に専門知識が必要な財務などに関しては、プロに相談できる体制をとると安心です。計画的な資金繰りや節税などに関するアドバイスが受けられるでしょう。
エステでの独立開業については、「エステ独立開業! エステティシャンが独立するメリットとは」の記事でも詳しく解説していますので、あわせて参考にしてください。
ここからは、エステサロン経営で年収を上げていくための方法の例をご紹介します。
利益を高めていくためには、価格設定を定期的に見直すことが重要です。
もちろん、適正な価格より高く設定しては、なかなか集客につなげることが難しいでしょう。逆に、競合他社よりも安く設定しすぎてしまうと、その分多くの集客を集めることが必要となり、売り上げを高めることが難しくなります。また「安価であること」がサロンの魅力になってしまうと、価格を見直した際に顧客が離れやすくなる点にも注意が必要です。
そのため、サロンの売り上げを十分に確保しながら、顧客が妥当であると感じる価格設定が理想的です。定期的に価格設定を見直していくことはもちろん、顧客の満足度をより高められるサービスやおもてなしを加えたり、顧客満足度につながっていないサービスを削ったりすることも検討してみましょう。
高い顧客満足度を維持できるサロンは、新規顧客がリピーターとなり、集客も安定します。顧客満足度を高めるためには、サロンが提供するサービス全体のクオリティを向上させることが重要です。施術はもちろん、接客・気配り、サロン環境、メニュー展開やオプションなどが、サービスクオリティに直結します。
こうしたサービスのクオリティを向上させるために、できる方法はさまざまです。
質の高いサービスが提供できるよう、独立後も施術の腕を磨き続けることは欠かせません。また、サロン全体のクオリティを高めていくために、スタッフへの教育、設備のリニューアル、新鋭の美容マシンの導入、競合他社と差別化できるメニュー・オプションの展開に力を入れることも必要です。
エステサロンの経営を続けていくためには、効果的な集客手段を使って新規顧客へアプローチしていくことも重要です。顧客ターゲットを明確にした上で、ターゲットに合わせた集客手段を選択していきましょう。
開業直後の時期は、サロンの存在を知ってもらえるよう、オフライン・オンラインで広告を出稿したり、SNSを運用したりする集客手段がおすすめです。特にオンライン広告やSNSでは、自身に合ったサロンを探している人に対し、ピンポイントでアプローチできるメリットがあります。
新規顧客が行ってみたいと感じるメニューやキャンペーンを用意することも効果的です。新規顧客限定の割引やサービス、紹介キャンペーンなどを企画してみましょう。
また、新規顧客に対して「また来たい」と思ってもらえるようなサービスを提供し続けることも重要です。サロンの安定的な経営には、定期的に通ってくれるリピーターを多く確保することが欠かせません。独立直後は新規顧客の獲得に力を入れ、その後リピーターとして長く通ってくれる顧客を確保できるようなサロン経営を目指していきましょう。
エステティシャンは、独立によってすぐに年収を高められるわけではありません。サロン経営で年収をアップさせていくためには、サービスのクオリティ向上はもちろん、財務、集客といった経営的なノウハウが必要となります。それらを踏まえ、長期的な視点でサロンを徐々に大きくしていくような計画と準備が必要です。エステティシャンとしてはもちろん、経営者としての知識や責任についても理解した上で、独立を検討しましょう。
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