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ハイドロフェイシャルとは? 概要・効果・ハイドロ機器などを解説

ハイドロフェイシャルは、水流の力を利用して肌の汚れや皮脂、角質などを取り除く美容施術です。ケミカルピーリングやレーザー治療は痛みや肌への刺激が少なく、ダウンタイムも短い傾向にある美容施術として注目を集めています。

今回の記事では、そんなハイドロフェイシャルの概要や期待できること、機器の特徴などについて解説します。施術メニューへの導入を検討されているオーナーの方は、参考にしてください。

ハイドロフェイシャルの概要

まずは、ハイドロフェイシャル施術の基本的なプロセスについて確認していきましょう。

ハイドロフェイシャルの基本的なプロセス

ハイドロフェイシャルでは、基本的に以下の3ステップで施術を行います。

1.クレンジング、洗顔後、ピーリングをおこないます。
水流の力で肌を軟化させ、汚れや古い角質にアプローチしていきます。
(弊社の機器は、出来立ての水素水を使用して水素水でピーリングをします。また、ピーリング剤を使用することも可能です。)
2.毛穴吸引で汚れを取り除き、保湿成分を導入する
水流吸引によって毛穴の奥の汚れを取り除いた後、保湿成分を肌に導入していきます。
(弊社では、吸引の力だけでなく、ウォーターガルバニックシステムを使用しています。強く擦ることはないので、赤みが出にくいことが、特徴です。)
3.皮膚の表面に美容液を導入し、肌を保護する
成分が浸透しやすい状態の肌を保護しながら、さらなる美肌効果をねらって美容液を導入します。

ハイドロフェイシャルの効果

ハイドロフェイシャルは、幅広い肌質・肌悩みに対してアプローチできる施術です。その効果について詳しく解説します。

水流による古い角質や皮脂の除去

ハイドロフェイシャルは、ピーリング剤を含む渦巻き状の水流を発生させ、古い角質や角栓、皮脂などを除去する施術です。ピーリングによって古い角質が取り除かれると、肌のターンオーバー周期をスムーズにすることが期待できます。

個人差がありますが、繰り返し施術を行うことでニキビや毛穴、しみやくすみ、しわなどの幅広い肌悩みに対する改善が期待できます。

美容成分と水の同時使用のメリット

ハイドロフェイシャルで肌にあてる機器の先端から出てくる水流には、美容成分も含まれています。そのためピーリングや毛穴吸引が行われた肌に対し、すぐに美容成分を浸透させられる仕組みとなっています。この仕組みによって、肌への負担を少なくする点がメリットの一つです。

毛穴の奥までの洗浄と美容液導入

水流の力を利用して毛穴の洗浄や吸引を行うハイドロフェイシャルでは、毛穴の深いところまで洗浄が可能です。そのため、毛穴のつまりや黒ずみなどの解消が期待できます。

また、美容成分を含んだ水を使用しているため、毛穴の汚れを取り除いた直後に美容液を導入することが可能です。浸透力が高い状態の肌に美容液を導入することで、有効成分の効果を高めることも期待できるでしょう。

肌質別の効果と適用範囲

ハイドロフェイシャルは、幅広い肌質に対し、それぞれの悩みの改善が期待できる施術です。

・混合肌、オイリー肌
毛穴の奥にある角質や皮脂を洗い流し、肌質の改善が期待できる

・乾燥肌
美容成分を毛穴の奥(角質層まで)に浸透させることで、肌にうるおいを与える

・しわ、たるみが気になる肌
肌にうるおいを与えることでふっくらとした肌のハリ、ツヤを取り戻す効果が期待できる

また、顔以外の背中やデコルテへの施術も可能です。

ハイドロフェイシャルの機器

ここからは、ハイドロフェイシャルで使用する機器について解説します。

機器のメンテナンスと寿命

専用の化粧品を利用することで施術が提供できるハイドロフェイシャルですが、施術レベルを維持するためには機器のメンテナンスが欠かせません。正しい使用方法で、日々機器のメンテナンスを行いましょう。

また、異常があった際に、保証やサポートが受けられる体制が整ったメーカーを選ぶことも大切です。たとえば、ドクターズ・キッツでは、購入日時より消耗品を除き1年間のメーカー保証が受けられます。

ハイドロフェイシャルの施術料金と注意点

エステサロンにおけるハイドロフェイシャルの施術料金の相場や、アフターケアなど、施術にあたって注意すべき点について解説します。

施術料金の相場と設定方法

ハイドロフェイシャルの顔全体施術の場合の料金は、1回11,800円〜19,800円に設定しているサロンや医療機関が多い傾向にあります。

なお、初回は少し割安で施術が受けられたり、3〜5回セットの施術で割安になるメニューを用意していたりする場合が多いようです。

施術の際の注意点とアフターケア

水流の力を利用するハイドロフェイシャルは赤みや痛みが少ない施術です。

しかし、ピーリングですから、施術後にはバリア機能が一時的に下がった状態になります。施術後2〜3日は、肌に刺激を与えないようにすること、アフターケアに気をつかうことの重要性を必ずお客様に伝えましょう。

ハイドロフェイシャルの施術後の注意点

  • 肌に刺激を与えないようにする
  • 家庭用ピーリング剤、スクラブ洗顔の使用は数日間避ける
  • 日焼けや乾燥に注意する
  • 念入りに保湿を行う

また、ハイドロフェイシャルの施術が受けられない条件についても、必ず把握しておきましょう。

ハイドロフェイシャルの施術が受けられない人

  • 妊娠中、授乳中の人
  • ニキビやヘルペスがある人
  • 1ヶ月以内にピーリングを行った人
  • 日焼けや肌荒れによって肌の状態が悪い人

エステサロン経営者向け:ハイドロフェイシャルの導入メリット

ハイドロフェイシャルの施術をエステサロンで提供する場合のメリットをご紹介します。

クライアントへの効果的なアプローチ

ハイドロフェイシャルの特徴は、一つの肌悩みだけでなく「毛穴」「肌質」「くすみ」「小じわ」「肌の赤み」など、幅広いニーズや悩みにアプローチできる点です。また、肌への負担が少ない点も魅力といえます。

幅広い肌質や肌悩みに期待ができる点をアピールし、お客様へ効果的にアプローチをはかりましょう。

競合他店との差別化ポイント

すでにハイドロフェイシャルを導入している店舗と差別化するポイントは、以下のような点が挙げられます。

  • オプションやメニューの選択肢を豊富に展開する
  • 初回割、リピーター割など特典を充実させる
  • 高機能な施術機器を利用する

特に、高機能な機器を導入することで、他店よりも高品質な施術メニューの提供が期待できます。「AQuASuRe H2」のように、リフトアップ・ハンドピースや髪が濡れない頭皮洗浄などの機能まで備えられた機械を選ぶことでメニューも増え、他のサロンとの差別化ができます。

機器導入の必要コストハイドロフェイシャルの施術に必要となるコストは、主に以下の3点となります。

  • 機器の入手費用
  • 消耗品費用(消耗品)(弊社のAQUASURE H2は、水道水から水素水を作るため、溶剤がなくても使用できます。)
  • スタッフの講習、トレーニング費用(弊社では、無料で対応しております。)

消耗品費用はランニングコストとして継続的に必要になる一方、機器の購入やスタッフの講習費用は初期投資のみとなります。また、ハイドロフェイシャルの施術は、機器を活用すれば1回45分程度です。

さらに、繰り返し施術を行うことで効果が期待できることから、リピーターを増やすことにもつながります。おすすめのメニュー展開は以下の通りです。

  • 3〜5回のセットメニューを展開する
  • 初回割、リピート割を用意する
  • 全顔だけでなく「背中」「デコルテ」など部分的な施術も行う
  • 導入美容液の選択肢や、オプションを用意する

機器の導入や講習費用など、初期投資は必要であるものの、お客様にとって満足度の高い施術が提供できれば末長く愛され、高い収益が期待できるでしょう。

スタッフトレーニングの重要性

ハイドロフェイシャルは施術を行うために資格は必要ありません。しかし、お客様に安全性の高い施術を提供するため、そしてスタッフが自信を持って施術を行うために、適切なトレーニングを受けることも重要です。

資格が不要であるとはいえ、機器の使い方や、施術方法、禁忌事項などをしっかりと講習を受けた上での施術が重要です。お客様にとっては、きちんと講習を受けているかどうかは、店舗選びの重要なポイントとなるでしょう。弊社では、講習を受けたサロン様に認定書をお出ししています。

まとめ - ハイドロフェイシャルの全体的な評価とエステサロンでの取り組み

ハイドロフェイシャルは、水流の力を活用した美容施術です。負担も少ないことから、広く親しまれています。最近は、ハイドロフェイシャルを導入するエステサロンや医療機関も増加傾向です。今後、さらに定着していくことが予想されるハイドロフェイシャル機器の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

美容機器の開発・販売を行うドクターズ・キッツでは「AQuASuRe H2」を取り扱っています。「AQuASuRe H2」では、渦巻き水流による角質除去のほか、水素水の持つ抗炎症作用を発揮することで、肌への負担を抑えた施術が可能です。また、肌に微弱電流を流す「ガルバニック」や、リフティング機能も備えていることから、リフトアップや頭皮洗浄も同時に行うことができます。機器の詳細については、下記ページもご参照ください。
AQuASuRe H2